何かの感想(基本的にハロプロ)

ハロプロDD 1推し石田 2推し段原

アンジュルム CONCERT TOUR ~The ANGERME~@J:COMホール八王子(2022.3.19)

Hello! Project 2022 Spring CITY CIRCUIT」と銘打たれた、実質各グループ単独ツアー×5という形式のツアー。待っていた!!!これを待っていた!!!!

しかし案の定、チケットは落選祭り。すべてのグループが見たいので首都圏中心に14公演申し込んで、当選は5公演。当選率は3割ちょっと。そんな中でアンジュルムのツアー初日が取れたのはラッキーだった。

 

会場はハロヲタお馴染みの八王子市民会館ことJ:COMホール八王子。ステージは大きなビジョンと3段の階段状のセット。シンプル。とはいえ、去年の今頃はまだほぼ素舞台でやっていたことを考えると、徐々にコンサートのセットっぽくなってきた。すべてのグループがこのセットで回るということなんだろう。予算も当然あるだろうし、万が一他グループが振替で公演するとかいう場合も想定してるんだろうな。ほんと頑張って欲しい。

 

オープニングは若い順(加入暦短い順)にメンバーがポーズをつけながら登場。そうそうこれこれこういうやつだよ!単独コンサート!!と、早速気持ちが盛り上がる。それにつけてもこういう時の莉佳子カッコ良すぎる。そしていきなりの新曲披露。5月発売!?え?これ今日解禁情報だよね???と、1曲目にして情報量についていけなくなった。

 

声出し禁止&ファン全員が着席状態での単独ホールコンサートなんて、二年前には考えもしなかったが、なんだかんだでこの状態にも慣れてしまっていることに我ながら少し驚く。そしてこの久々の単独で、まずはすっかり垢ぬけた三色団子(特にケロンヌ)といつの間にやら中堅の貫禄さえ出てきた鈴蘭と鈴ちゃんに驚いた。

 

中盤の少人数ユニットによるメドレーも、単独コンサートって感じでよかった。特にかわむーかみこわかなちゃんの「糸島Distance」が私はとても好き。かわむーとかみこのユニゾンて二人ともクリアで高めの可愛い歌声で、パワフルでうるさいイメージ(誉めてる)のアンジュルムの中で、ちょっとしたオアシスというか一服の清涼感というか、そういう部分を担っていると思っている。その二人に、まだちょっと声にあどけなさが残るわかなちゃんが加わって「さわやか可愛い!!!」ってなった。

幸音ちゃんとぺいぺいの「ミラー・ミラー」は、長身でスタイルの良い莉佳子や桃奈、かわむーがカッコよく踊ってるMVが印象的だったので、小柄な二人が踊ってるのが微笑ましく感じてしまったけれど、とにかく二人とも楽しそうだったので、段々と見ているこっちまで楽しくなってしまった。

 

セットリストはアンジュルム楽曲を新旧織り交ぜて、という感じだった。「次々続々」の「たーーーけーーー!」は、声は出せずとも各々が手拍子やキンブレの動きで表現していて、会場の一体感がものすごかった。メンバー含めて各自の脳内には聴こえていたはず。

ただ、やはり「次々続々」含め、特に2019年以前の曲についてはどうしてもかわむーより上のメンバー4人のパフォーマンスが飛びぬけて感じた。単純な歌やダンスのうまさ以上に、場数を踏んだ経験値による、気持ちの余裕とか見せ方の上手さという部分が大きいと思う。こればっかりは今の状況では仕方がない。逆に言えば、若手メンバーもこれから単独ツアー回っていくに従ってどんどん良くなっていくのだろう。(しかし残念ながら私は今のところこの初日以外のチケットがない。)

「大器晩成」と「46億年LOVE」で締めるというのはマンネリと言えばマンネリだけど、これだけメンバーがジャンジャン入れ替わっている中で、セトリぐらいは鉄板でもいいじゃないか!と思ったり。

アンコールは、ついに堂島孝平作詞作曲の新曲。ポップで楽しい感じの曲で、いまの若いアンジュルムに似合っていると思った。これは声出し&スタンディングで盛り上がりたい曲。

 

コンサートの終盤、タケちゃんが「ここでお知らせがありまーす!」と発した時、前日のまなかん卒業発表が一瞬よぎって身構えたけれど、純粋に武道館コンサートのお知らせだったので本当に助かった(私のメンタルが)。武道館のチケットは取れるといいなあ!!!

Juice=Juice 植村あかり×段原瑠々FCイベント2022 ~ るるあーりー ~@KT Zepp Yokohama(2022.1.12)

f:id:beyo_beyo:20220207145725j:plain初めての KT Zepp Yokohama。「KT」って何?って思っていたらコーエーテクモの略だった。全く知らなかった。そうだったのか。るるあーりー、1部のみ参加。

 

オープニングトークからの1つ目のコーナーは「新春すごろく」。サイコロを振って進んだマスごとに天の声から指令があり、それを実行するというもの。出てきたテーブルの上には、いくつかお助けグッズ?らしきものが。「辣韭」の読みを答えよ、というクイズで、テーブル上の広辞苑に「そういうことか!」と調べだすものの、漢字の読みと広辞苑ってあんまり相性良くないのでは…?(でも結局瑠々ちゃんが正解した。答えは「らっきょう」)

他にも、かかる曲に合わせて即興でダンスしたり、近況トークしたり、「スタートに戻る」の指令でまた最初のコマに戻されたり、「すごろくが終わるまで語尾に『にゃん』をつける」という指令に「大型犬なのに!ネコ!?」とか言いながら、ちゃんと指令通りににゃんにゃん言ってくれるのは可愛くて面白かった。

途中、うえむーがサイコロを振る際にかなりバレバレなズルをしたりしつつ、意外と滞りなくゴールに到達。結局テーブル上のグッズは広辞苑しか使わなかったので、どんなのがあったのか確認する二人。瑠々ちゃんが恐らくビリビリペン的なものを発見してあーりーに報告しようとするも、広辞苑を熟読するふりをして気付かない風を装うあーりーにも笑った。

 

続いては「ルーレットトーク」。寿司ネタが描かれたカードが、ルーレットというか回転寿司風に用意されている。カードにはそのネタにちなんだトークテーマが書いてあり、ネタを見ながら選んだテーマごとに二人でトークするというもの。

「ウナギ」の「すべらない話」。瑠々ちゃんと里愛ちゃんが「るるさん」「りあい」と呼び合うようになったという話で、先輩後輩はあるけれど、あまり関係なく仲良くしているというほっこりトークから始まった。そこからうえむーも里愛ちゃんに「うえむーさん」って呼んでとお願いしたら、里愛ちゃんが「うえむーさん、るるさん、稲場!」と、なぜかまなかんだけ呼び捨てになっちゃったという笑い話。Juiceは特に先輩後輩と加入順がなかなか一致しないし、うえむーリーダーの元で、あまり上下関係気にせずやって欲しいなあと外から勝手に思っているので、そういう話が聞けたのはちょっと嬉しかった。

二人がなかなか焦らして「タコ」を選ばないのもちょっと面白かった。最終的には「タコ」も開けて当然ながら「工藤由愛の話」。「まだ何を言っているのかよくわからない」と話す瑠々ちゃん。未だに底が見えないタコ。今回のイベントは先輩目線でゆめりあいのグループ内での立ち位置がすごくしっかり確立しているのが分かって、それも収穫だなと思った。

 

ルーレットトークの後はプレゼント抽選会(外れた)、そしてミニライブ!

 

セットリストは「赤いイヤホン」「I'm Lucky girl」「Good Boy Bad Girl」「レディーマーメード」「テーブル席開いててもカウンター席」の5曲。

どれも良かったけど「赤いイヤホン」のイントロが聞こえた時点で「勝った!」と思った。るるあーりーの「赤いイヤホン」めっっっちゃくちゃカッコよかった!!!!その後のMCで「1人では歌えないので2人イベントで選曲した」という話をしていて、2人イベントありがてぇ…と感謝した。ダイヤレディーの「レディーマーメード」も、二人で歌ってこそだし、るるあーりーぐらいのキャリアがあるメンバーが歌わないとあの雰囲気出ないよなーと。2人の声質もダイヤレディーに合っていると感じた。

で、そんな大人っぽい選曲から一転して犬耳つけてのハロプロ研修生楽曲!!!この落差はすごいし、これができちゃうるるあーりー強い!パフォーマンスの迫力と天真爛漫さを兼ね備えた2人!!大型犬コンビと言われるわけだなーと改めて。 

Hello! Project 2022 Winter 〜LOVE & PEACE〜@中野サンプラザ(2022.1.9)

正月は中野サンプラザに来ないと始まらないので、1推し(石田)と2推し(段原)がいるPEACE公演は取れなかったけれどLOVE公演を見に来た。とはいえ、このハロコンから各グループのオリジナル曲はグループのフルメンバーでパフォーマンスするということだし、特に問題ない。

2階席だったのだが、ホールコンサートとしては2年ぶり?にビジョンも復活してくれたのでそれも問題なし。というか、ビジョンと舞台を両方見るということからすっかり遠ざかっていた(大箱ではあったけれど)ので、むしろどっちかに集中しちゃったり、どっちを見ていいかわかんなくなっちゃったり、ちょっと目が迷子。はて、以前はどうやって視線を移動させてたんだっけ?

 

アンジュルムに加入したぺいぺいこと平山遊季さんがアンジュルムとして出演するのを見るのも初めてなので楽しみ。とか思ってたら、1曲目、チームLOVEの全員曲にしれっと参加していることに私は気付いていなかった。遠目から見ていたのもあり、最初は幸音ちゃんと見間違えていた。

その後のアンジュルムフルメンバーによる「愛されルート A or B?」でちゃんと見れたけれど、本当に即戦力だった。「ハロドリ。」や、研修生発表会で歌が上手いことは知っていたけれど、すっかり馴染んでいるというか。ソロパートもサラッと歌っているし。今後が楽しみ。

身長だけ見ると、アンジュルムは小柄な子が多くなったなとは思うけれど、パフォーマンスとキャラが強いからあまり悪い意味で「小さい」というイメージは受けない。

 

そしてOCHA NORMAの10人でのパフォーマンスを見るのも初めて。しかし田代さんと筒井さんは研修生でもないし、まだオーディンションの合格発表から1ヶ月も経ってないのに大丈夫なの?と、例によって勝手に心配していたけれど何のことはない、悪目立ちすることもなく「恋のクラウチングスタート」を10人で披露。もちろん歌割はほとんどが研修生メンバーだけれども、ここまで仕上げてきたのは素直にすごいと思った。

 

娘。は「Teenage Solution」。まーちゃんのパートがだいぶ多い曲だったから、歌割がどうなるかしらと思って見ていた。 1番のBメロはちぇる、2番は真莉愛、ラストの「今は無理みたい」はよこやんだった。

1番Bメロのちぇるは、声質とか歌い方がまーちゃんのパートが合うと思ってたので良かった。2番Bメロは「やっぱし私 お部屋にいるし」のフレーズを、まーちゃんがすごく可愛らしく歌っていたから真莉愛のイメージと合っていると感じた。Bメロは元々ダンスのフォーメーション的にもまーちゃんの真後ろというか後列センターというか、その位置にいたのが1番がちぇるで2番が真莉愛だったから、そういう意味でも違和感なし。

そして、よこやんの「今は無理みたい」は、もうこれぞよこやん!!という表現だった。素晴らしい。まーちゃんの、ちょっと諦めたようなドライな雰囲気も、もちろんカッコよかった。それに対して、よこやん独自の重い!つらい!切ない!的なこれはこれでとても良い。「シャボン玉」のセリフとか、こういう「重たさ」の表現は、今のところよこやんがピカイチだと私は思っている。「Teenage Solution」だと歌割でもMVでもダンスでもあまり目立つパートもらえてない気がしていたけど、ここで大逆転じゃないですか?

果たしてこれで確定なのか、当面の歌割なのかちょっとわかんないけど、これは私としてはベストじゃないかなーと思う。

 

と、1曲の話を長々としてしまったが(一応娘。中心のDDなので)、ハロコンの話。シャッフルコーナーでは真莉愛が八木さんと西﨑さんを引き連れて完全に「先輩」として「愛・愛・傘」をパフォーマンスするところで、まずちょっと感動してしまった。そして「どーだっていいの」と「チョット愚直に!猪突猛進」と、カントリー・ガールズこぶしファクトリーの曲がセットリストに続いたので、改めて、解散したり活動休止したグループの曲もどんどん歌い継いで行けるハロコンっていいなぁと感じた。

竹内・小野・有澤・広本の「高輪ゲートウェイ駅ができる頃には」も良かった。「あざかわ」でおなじみ(?)のおみずと、フレッシュな有澤&広本というメンツにタケちゃんをぶち込んだ4人でCHICA#TETSUを歌わせるって考えた人偉い。そして、こういう時になんだかんだで可愛いのもできちゃうタケちゃんの懐の深さよ。

あとこれはたまたまなんだろうけど、井上・為永・窪田の「抱きしめられてみたい」と、譜久村・浅倉・岡村美・松本の「LOVE涙色」は、客席がピンクと白に染まってて、とても綺麗だった。

 

そして、ハロコンと言えばダンス部!LOVEのダンス部は竹内、牧野、佐々木、稲場、平井。チーム風(及びダンス学園)以外メンバーのダンス部見るの久しぶりだったけれど、やっぱりみんなカッコい。やる方は大変だろうけど、ほんといつもいつも「もうちょっと長く見たいなー」と思ってしまう。歌無しのダンス部だけで公演やってくれても絶対見に行く。

モーニング娘。'22石田亜佑美バースデーイベント@江戸川区総合文化センター(2022.1.7)

f:id:beyo_beyo:20220117135146j:plain2021年最後の現場が佐藤優樹卒業スペシャルで、2022年最初の現場が石田亜佑美バースデーイベントって、なかなか悪くないな、などと思いつつ、「ハロヲタオールナイトニッポン」をラジコで聴きつつ、前日の雪のせいで凍結した道を恐る恐る歩いて現地着。今回は1部2部の両部参加。

 

開演時刻になって「ピョコピョコウルトラ」のイントロが流れた。果たしてこれは出囃子なのかどうなのかと思っていたら白いワンピースにポニーテールをした石田が登場して歌い出したので、これがイベントの1曲目であると把握。歌い終わり、ちょっとしたオープニングMC。去年この会場でやった10期イベントで、音楽を聴かずにピョコピョコウルトラを踊ってリズムがずれないかというゲームをやったけれど、全然踊れなくって悔しかったので今回リベンジをした、という話。

そこからさわごろを呼び込んだところで、そうか今年は一人芝居はしないのかとようやく気づいた私。

 

1部では、ここである方からビデオメッセージ、ということで、ふくたけ辺りかと思っていたら佐々木莉佳子さんから。確かに去年は花鳥風月も一緒だったし夏のハロコンも一緒だったしダンス学園もあったし、下手すりゃ娘。メンよりも接点多かったかもだ。莉佳子がいつも通りのやたら手ぶりの多い話し方で「私は10期さんに憧れてハロープロジェクトに入ったので、10期さんのお陰で今の私がいます!」といった内容を。いい話。私たちの代わりにハッピーバースデーも歌ってくれて、ありがとう莉佳子

 

一人芝居はなかったけれども、ここで即興劇チャレンジコーナー。「テーマ」「人物」「セリフ」の3つのカードを引いて、その要素を満たした即興劇をするという、なかなかスリリングな展開。

1部では1本目が「運命の出会い」「天真爛漫なJK」「やるなら外でやってよ」。2本目が「コンビニ」「几帳面なおばさま」「120%無理です」。3本目が「放課後」「エリート東大生」「よしよししてほしいの」。それぞれ、背景の画とBGMを選ぶことができるのだが、1本目に背景として選んだコンビニが、2本目ではテーマになってしまうという謎のミラクルが発生。なおかつその状況を逆手にとって「2つのシチュエーションは実は同じコンビニで同時に起きていました!」というまとめは、なかなか鮮やかだった。3本目の「エリート東大生」は、キャラクター設定がだいぶボンヤリしていて笑ってしまった。

2部では1本目が「別れ」「ストリートダンサー」「小田の仕業か」。2本目「無人島」「名探偵」「なのにどこいったんだよー!」。3本目「商店街」「美人OL」「うわ!半額じゃん!」。なんと2部でも、1本目に何とはなしに選んだ無人島が2本目のシチュエーションになるという謎ミラクル。でもこの2部での即興劇はは本人には納得できない出来だったらしくて「もう一回やらせて!!!」と嘆願するも受け入れられず。

2部の即興劇前、さわごろに「即興劇はどう?」と訊かれ「得意です!」と大口を叩いた石田。「自分でハードル上げてきますねぇ!」と弄られたのに対し「ヒエアァアアア!!」みたいな奇声?悲鳴?を発してしまい、直後に「しまった!」的に両手で口を押えて恥ずかしがっていたのが可愛かった。

 

即興劇のあとはファンから募った「めでたい」エピソードと「痛い」エピソードを読んで、石田が共感出来たらベルを鳴らしてサイン入りプレゼントあげます!というコーナー。これ、基本的に読まれたらベルが鳴るんだろうと思って見ていたらそうでもなくて、思っていたよりスリリングだった。

 

2部ではここでなんと、即興劇に再度チャレンジするチャンスが与えられた。「同窓会」「ヒーロー」「19時に渋谷で」。お題のカード引くときにかなりズルしていた感もあるけどそこは目を瞑って続行。が、そこまでして再チャレンジしたのにまさかの死にネタ。主人公が実は死んでいた…みたいな話で後味悪くなってしまい、全力で謝罪する石田。「切り替えて行きましょう!」と、ライブコーナーへ。

 

ミニライブは「VIVA!!薔薇色の人生」で始まり、「キラリと光る星」(1部)「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」(2部)、「キラキラ冬のシャイニーG」(1部)「100回のKISS」(2部)、「The Vision」、そして短い挨拶を挟んでのラスト曲が「VERY BEAUTY」。オープニングのピョコトラを含めると6曲。

まず勝手にびっくりしたのが、会場に向かい道行きで聴いていた「ハロヲタオールナイトニッポン」でもって、でか美ちゃんが「VIVA!!薔薇色の人生」のことを、フットボールアワーの岩尾さんが「BEARY BEAUTY」のことをそれぞれかなり熱く語っていたので、その2曲がミニライブの1曲目と最後の曲だったということ。いや別に大した偶然でもないんだけど、ちょうどANNを聴いてたところだったので…。あと、薔薇色の人生はどうしたって山木さんのこと思い出すよね。山木さん、今も仲良くしてくれてるといいな。

それはそれとして、石田さん、ここにきて歌上手くなってません!?いや、間違いなく上手くなっている。選曲的にもれいなの曲とかあややの曲とか歌うの難しかろうし。特に高音の済んだ声の伸びがとても良かった。石田に限らずだけど、暦10年でも努力と成長をし続けるハロメンたち、本当に素敵だし尊敬できる。

「The Vision」は、オリジナルメンバーなのに、ダンスメンバーだから歌ったことないしレコーディングすらしていないってこともちょっと驚きだった。もちろん考えればわかるし、いつも踊ってるの見ていたけれどもちょっと変な感じ。そして歌ったことがないとは思えないぐらいの良い歌唱だった!

 

2022年のイベント初め、なかなか幸先の良い門出だった。

モーニング娘。'21 コンサート Teenage Solution ~佐藤優樹 卒業スペシャル~@日本武道館(2021.12.13)

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ライトなハロプロDDではあるけれど、ここ最近(10期が入って以来の10年ほど)一番力を入れて応援しているのは娘。なので、単純に2年ぶりに単独公演が見られるということが本当に嬉しかった。のだが、前日辺りから急にまーちゃん卒業の実感が伴ってきてしまい、当日武道館に着くころにはやたらと緊張してしまった。

 

客入れ時点から娘。曲のインストが流れていて、まーちゃんのつんく曲リスペクトを強く感じた。

そして、本編のオープニングからあまりにカッコよくてちょっと泣きそうになってしまった。各人のメンバーカラーのピンスポットに合わせて一人一人がポーズをつけるという演出。しかも、大型ビジョンにはメンバーに合わせて名前が表示される。つまり、これまでメンバー紹介VTRとして流れていたものが、生で!しかもすっごいカッコいいいいいいい!!!いきなりテンションMAXになってしまった。

この時点で真莉愛のおでこ前回の髪型がその顔面と相まって超強くて好みってなった。あと、各メンバーが素敵なキラキラした髪飾りをつけている中、敢えて何もつけていないまーちゃんが、つけていないことで逆に目立っつって言うのがとてもカッコいい。

 

オープニングからの1曲目がいきなり「Teenage Solution」でタイトル回収完了。この曲が1曲目というのとはつまりほまめいが歌い出しということで、2年ぶりの単独武道館、15期初めての武道館公演で最初の発声がほまめいというのは、2年の時を経て新たな1歩を踏み出すのだ、という意味を強く感じた。二人とも、ものすごく緊張したろうけど、見事なスタートを切ってくれた。

セットリストは2曲除いてすべてつんく曲。これもまーちゃんの希望が強く反映されているのだろうと思う。そして、すべてが10期加入後の楽曲(かしましも’21ver なので)。つまり、どの曲を聴いてもその頃のまーちゃんが思い起こされるわけで、これってすごくない?すごい。

個人的には「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」~「純情エビデンス」~「Are You Happy?」~「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」の流れが「うわーーーー!つんく!!!!!」ってなった。

メドレーも凝った作りでめちゃくちゃカッコよかった。せっかく作ったのに今回だけってあまりにもったい。またどこかでやってください。まじで。

 

今回の座席は2階北スタンドだったけれど、思っていた以上に360°対応フォーメーションダンスだということにもびっくりした。北であることのハンデはほとんど感じなかった。これ、見るファンとしてはとても嬉しいけど、多分やってる方はものすごく大変だったろうなと思う。北川がブログで迷子になるんじゃないかと心配していたけれど、これは確かにわかんなくなるわー。

 

そして方々で「卒業だからって特別扱いはしてほしくない」ってことを言っていたまーちゃんだから、果たして娘。伝統の卒業セレモニーはあるのかしらどうなのかしらと思っていたけど、やはり全然違う形だった(ご時世柄もあるのかもだけれど)。

 

アンコールまではほとんど通常公演と同じ流れ。その後、事務所が頑張って作ったまーちゃんコール音声が流れて会場が薄ら笑いとエメラルドグリーンの光に包まれつつダブルアンコール。

登場したまーちゃんは、いわゆるドレスっぽいドレスではなくて、基本形がジャケット+ショートパンツに、長いレース?オーガンジー?がひらひらしている衣装。黒地にエメラルドグリーンのラインストーンが散りばめられていて、とても似合っていた。そしてなにより「武道館で自分が見ている景色」を表現した衣装っていう発想が素晴らしかった。

いつもの「聞いてくださいよ~」から、味噌汁を作ろうとしたら味噌と間違えて糠床を入れてしまった、という話。で、「それから約1カ月」って、無理やり今日の話に持っていく相変わらずのアクロバットMC。つくづくまーちゃんだった。

ソロでの歌唱は「笑顔は君の太陽さ」。そうだった。この曲絶対やると思っていたのに今日のセットリストに入ってなかった。まーちゃんの心のこもった歌唱が本当に沁みるなあ、とか思って聞いていたら、間奏で「モーニング娘。の楽曲が好きな人手ぇ上げて~~!」から始まって、客席に挙手や拍手を強要しだすまーちゃん。あまりにまーちゃん。しかし最後につんくへの感謝を述べると、ついに涙が堪えきれずに歌えなくなってしまった。

いつもならこうやってメンバーが歌えなくなったとき、オタクが代わりに「えーがおーはきみーのたいようさ」って合唱するところなんだけど、今はそれができないのがもどかしかった。会場にいたファンが皆その思いだっただろうし、みんなの脳内に客席の合唱が再生されていたと思う。多分まーちゃんや他のメンバーにも。

ラストのサビで全メンバーが出てきて輪になって歌う。こんな明るい歌でこんなに泣けるってどういうことだよ!!素晴らしい多幸感。なんという大団円。緊張とか、寂しさとか、そういうものが全部消えて、幸せな気持ちだけが残る最高のコンサートだった。もう1回見たい!円盤明日出して!!!

 

あくまでまーちゃんのソロはダブルアンコールの「おまけ」って感じで本編のセットリストには入れなかったり、花束贈呈みたいなセレモニーもなかったの、私はとてもまーちゃんらしくて良かったなと思う。結果として、総合的にとても素晴らしい「モーニング娘'21単独コンサート」だったし、かつ、「佐藤優樹卒業公演」でもあったと思う。

 

コロナ禍であることを呪ったのは、合唱ができないということと、ラストのMCで石田が座席が1個空けであることを悔やんで涙しているのを見た時。あとは「このまま!」とか「ビートの惑星」なんかは、声出し&スタンディングできればもっともっともっと盛り上がったろうなぁあああああということ(泡沫やWILは言うに及ばず)。この気持ちは、以前のようなコンサートが見れるようになったときに昇華できるようここに書いておく。

 

まーちゃん以外のメンバーだと、15期の成長に目を見張った(特に、めいちゃんはチーム風で見ていたけど北川&ほまたんはちゃんと見るのかなり久しぶりだったから)。ちぇるはものすごく自信がついたのだろうなというのをひしひしと感じた。ふくちゃんの歌唱はさらに凄みを増していた。かえでぃーはどんどん見せ方がうまくなあ、など。そして石田の力を抜かないダンスもやっぱり私は好きだ。

ビジュアルもパフォーマンスも、本当に全員気合が入っていたし、ファンを楽しませたい、まーちゃんを明るく送り出したいという気持ちに溢れていた。そしてほんとうに楽しかった。

 

今年のハロプロ大箱4公演(つばき、桃奈卒コン、朋子卒コン、まーちゃん卒コン)がすべて自力でFC当選したの、本当に僥倖だった。どこで徳を積んでいたのか。代わりに結成記念イベとか10期イベとかクリイベとかカウコンとか全部落選したけど、それでバランスとってるのか。

とにかく私の2021年の現場はこれで終わり。ありがとうございました!また来年。

 

 

 

アンジュルム 竹内朱莉バースデーイベント2021@荒川区民会館大ホール(2021.11.25)

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1部だけ参加したので、堂島孝平さんとの弾き語りセッションが見られなかったのは残念。

今年のバーイベは、前半は事前に募集した質問に答えるトークコーナー、後半がミニライブという内容。上々軍団もなしで1人で喋るんだけどもこの人も昨日の朋子とは違うベクトルで淀みなくペラペラ話せるのですごいと思う。
朋子の場合は事前に入念に準備して、よく整理されたトーク。タケちゃんの場合はたぶん反射神経でやっている感じがする。結果どっちもうまいなー!と思う。

登場してまず、ちょっとした近況報告。桃奈の卒コンは終わったけど、普通に連絡取ってるからまだあまり寂しいと感じないという話とか、MSMWにゲストで出たときの選曲は、2曲まで絞って「最後はみずきちゃんに投げた」とか。グッズのイラストといい、ほんとにフクタケ仲良いなあ。
あとは少し昔を振り返って、スマイレージ時代の中学生の頃、学力があまりにヤバいために家庭教師に会社に来てもらって試験勉強していた話。だから「わかなちゃんには、こんな大人になるなよと言ってます!」。ほんと大学まで行けて良かったねタケちゃん…。

質問コーナーでは「石田亜祐美ちゃんと横山玲奈ちゃん、親友にするならどっち?」という質問に対して「あゆみんは親友。横山ちゃんは地元の後輩。二人とも可愛くて好きです…あー、あゆみんに可愛いっていうのは変だねー…面白くて好きです!」とか、「もうすぐ社会人になるのに彼女ができません」という相談に「…アプリでもやれば?」とか、めちゃくちゃタケちゃんらしい回答ばかりで笑わせてもらった。

ミニライブは1曲目がBuono!の「カタオモイ」すごく好きな曲なのでいきなりテンションが上がった。続いて、つばきファクトリーの「今夜だけ浮かれたかった」で会場の空気がさらに高まった。そこからJuice=Juiceの「がんばれないよ」とあややの「笑顔」を一気に歌い上げる。緩急。素晴らしい緩急。
で、少しお水を飲んで「うまく歌えるかなー」とか言いながら歌い始めたのがこぶしファクトリーの「Come with me」!これ!辛夷第二章の中で一番好き!というか、こぶしファクトリーの中で一番好き!だけど結局私はこぶしが生で歌うの見れないでこぶしが終わってしまったので、ハロメンが歌っているの生で聴くの自体はじめて!!うわーやっぱカッコいい!!!!!Aメロでちょっとだけ、ほんのちょっとだけ「え?あのタケが若干歌いにくそうにしている…?やはりめちゃくちゃ難しい曲なんだな」ってなったけど、そんなのも一瞬で、素晴らしい歌唱でした。どっかで、タケちゃんと小田ちゃんときしもんと瑠々ちゃんとれいれいとで生バンド(ほのピアノあり)でやってくんないかなCome with me。などとCome with me でひとしきり妄想してしまう。話が逸れた。
Juice=Juice「好きって言ってよ」は少しダンスもしながら歌ってくれた。ガチで踊れる人が軽ーく踊ってる感じがすごくカッコいい。そしてJuiceの曲を歌うたびに「昨日の今日でJuiceの曲歌っちゃって心の傷に触れたらごめんね。」みたいなコメントをわざわざ入れてくれて。

ラスト曲は℃-uteの「キャンパスライフ~生まれて来てよかった~」。この曲、リアルタイムで℃-uteが歌っていたときはさほど何とも思わなかったんだけど、こういう場で歌われると佳曲だなあってなる。今年の瑠々ちゃんのバースデーイベントでも歌われていたし、確かに「生まれて来てよかった」って、すごいバーイベ向きの曲だった。あと単純に竹内さんの℃曲聴けて満足。

来年はかわむーみたいにバーイベで書を披露してくれないかな。いや、あの人絶対やらないな。知ってる。

Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル@横浜アリーナ(2021.11.24)

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横浜アリーナに向かう道すがらのオタクの会話で「ライサバ以来」なんて言葉が耳に入ってきたので、そういえばハロプロで横アリ行くのいつ以来?と思い返すと、たぶん道重さゆみ卒業スペシャル以来と気づいた。7年ぶり?!思った以上にお久しぶりだった(私はハロ以外のコンサートでは来てたけど)。

武道館での公演は最近(コロナ禍以降)センターステージなので、横アリはどうなるのかしらと思っていたが、ステージの位置自体は一番オーソドックスなタイプだった。
ただ、たぶん普段はセットなどで潰してしまう、ステージの真後ろに当たる階段状の客席部分も、ステージの一部として活用していて、上手いなーと思った。コロナ禍以前のハロプロではよくあった、段々になってるステージだ!久しぶりに見た!てなった。横アリ特有の、センターゾーンとアリーナゾーンの間の通路を使ってのパフォーマンスもあって、セット自体はシンプルながら、会場の特性を100%活かした良い演出だと思った。この感じでできるなら、ほかのグループも是非とも横アリ公演やって欲しい。

今回は、ひたすら朋子が主役!という公演だった。それにふさわしい金澤朋子だったし、他のメンバーも、最高のコンサートで朋子を送り出そう!という気持ちがとても伝わってきた。

セットリストが全部素晴らしくて、好きな曲ばっかりで、だからあっという間で、2時間半もやっていたなんて全く思わなかった。
まず「イジワルしないで 抱きしめてよ」が1曲目だったのは少しビックリした。朋子のイメージがとても強い曲だし、盛り上がるのは間違いないので中盤以降に持ってくるかと思っていた。そこはもったいつけずに出してくるのがカッコいいし、間違いなく会場はローズクォーツてひとつになった。これが最後の「私はローズクォーツ」なのだ、と、噛みしめた。このパートはいったい誰が引き継ぐのだろう。当たり前だけど朋子のイメージしかないパートなので、寂しいは寂しいけど、他のメンバーが歌うとどんな風になるのか、純粋に楽しみ。

朋子を中心として少人数のユニットで歌い継いでいくメドレーでは、ラストのあーりーとの「シンクロ」が最高に素晴らしかった。この二人が初期メンバーの中で最後に残るなんて正直まったく思っていなかったけど、結果的に今、すごく素敵な二人の関係なんだろうなというのがビシビシ伝わってきた。

終盤、「Magic of Love」で、私の涙腺が一番やられてしまった。おそらく、送り手側の意図よりもちょっと早い。でも、多幸感のものすごいこの曲で、みんなが外周を楽しそうに歩きながらパフォーマンスしているのを見たら、今日のJuice=Juiceを見られるのは今日限りなのだなぁと改めて感じて、グッと来てしまった。加えて「ここだよ朋子!」のコールをメンバーたちがしてくれて、客席のペンライトもそれに合わせた動きになって、会場全員の心が一つになったと感じた。あのコールができないのだけが心残りだ、と、ファンが思っていることをメンバーももちろんわかっていてくれたんだなと思えて、最高の瞬間だった。
その次の「Familia」の方が泣き所だったんだろうけど、その時点で私はちょっともう賢者モードになっていたので。

卒業セレモニーの、赤いお花のたくさんついたドレスも実に綺麗だった。朋子にめちゃくちゃ似合っていた。淀みなく丁寧なスピーチも、いつも通り過ぎてむしろ驚きがないほど。つくづくこの人しゃべるのも上手いし良い声をしているから、もし復帰することがあれば、歌はもちろんだけどまたラジオなどをやってほしいな、と思っていたら、朋子の口から「必ず皆さんの前に帰ってきます」との言葉が。本当に無理はしないで欲しいけれど、また朋子の歌やトークが是非聞きたいので、楽しみに待ってます!

朋子と推しの瑠々ちゃんはもちろん目に焼き付けたけれど、今回、特に目を引いたのは里愛ちゃんだった。大好きな朋子の卒業コンサートでいつも以上に気合が入っているのだろうし、歌がさらにうまくなったのはもちろん、以前よりもオーラというか、雰囲気が増したと感じた。由愛ちゃんもダンスが一層ダイナミックになって、歌声や表情のバリエーションも多彩になって、朋子の言う通り、ゆめりあいの成長がJuice=Juiceの成長につながっていくだろうなと強く感じた。
新メンバーも、つばきと同様に入って数カ月とは思えない歌唱力で、これからが楽しみでしかない!

あとこれは本人たちの意図なのかわからないけれど、今回のコンサートでの並び順などで、瑠々ちゃんがいわゆる「ハロプロ序列」ではなくて、「Juiceで朋子と同じ時間を過ごした暦」で、センターに立つ朋子の隣にポジショニングされていたのが、ちょっと嬉しかった。別にグループ内の序列がどうのとか、デビュー順がどうのとか、先輩後輩がねじれてるとか細かいところにあーだこーだいう気は全く無い。公式プロフィールではデビュー順でまなかん、れいれい、るるちゃん、の並びであることは全く問題ないと思っている。でも今日に限っては、これは私の勝手な想像だけど「金澤さんとより長く居たから」という理由で、まなかんやれいれいが瑠々ちゃんを立ててくれているような感じを覚えた。勝手に想像で感謝するけど、まなかん、れいれい、ありがとう!!だって朋子も、3人が経歴関係なく先輩後輩関係なく仲良くしていてくれて心が温まる、って言ってたし。

そして、プラスティック・ラブ終わりだったと思うけれど、少しだけ、ほんの数秒、変な間があった。たぶん照明さんか音響さんのオペレーションのタイミングが少しだけズレちゃったんだと思う。メンバーはポーズをつけた状態でストップモーションしてて、照明音響キッカケで次の動きに移る、という流れだったんだと推測される。そのほんのちょっとの間があいたことで、数人のメンバーが少しだけ「あれ?」て感じでチラッと横に視線を流したりしていた。本番1発の公演だし、そんなちょっとしたハプニングは起きるもんだろう。きっと私が気づいてないだけでもっと色々起きてはいるんだろう。
そんななかでも、朋子は全く動じずに、正面を見据えて表情ひとつ変えずにそのポーズを続けていた。次の瞬間、照明が変わってメンバーは恐らく段取り通りにハケていった。
このシーンで何にも動じない朋子の姿が正に「後輩に背中を見せる」ってことだなぁと感動してしまった。どっしりと構えて些細なことには気を取られず、スタッフを信じて待つその姿を見て、後輩たちが仕事への姿勢とか心構えを学ぶんだなあ、とか「お父さんみたい」とか言われるわけだよなあとか、しみじみしてしまった。
本当に、金沢朋子の全てが凝縮されたコンサートだった。