何かの感想(基本的にハロプロ)

ハロプロDD 1推し石田 2推し段原

モーニング娘。'21 コンサート Teenage Solution ~佐藤優樹 卒業スペシャル~@日本武道館(2021.12.13)

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ライトなハロプロDDではあるけれど、ここ最近(10期が入って以来の10年ほど)一番力を入れて応援しているのは娘。なので、単純に2年ぶりに単独公演が見られるということが本当に嬉しかった。のだが、前日辺りから急にまーちゃん卒業の実感が伴ってきてしまい、当日武道館に着くころにはやたらと緊張してしまった。

 

客入れ時点から娘。曲のインストが流れていて、まーちゃんのつんく曲リスペクトを強く感じた。

そして、本編のオープニングからあまりにカッコよくてちょっと泣きそうになってしまった。各人のメンバーカラーのピンスポットに合わせて一人一人がポーズをつけるという演出。しかも、大型ビジョンにはメンバーに合わせて名前が表示される。つまり、これまでメンバー紹介VTRとして流れていたものが、生で!しかもすっごいカッコいいいいいいい!!!いきなりテンションMAXになってしまった。

この時点で真莉愛のおでこ前回の髪型がその顔面と相まって超強くて好みってなった。あと、各メンバーが素敵なキラキラした髪飾りをつけている中、敢えて何もつけていないまーちゃんが、つけていないことで逆に目立っつって言うのがとてもカッコいい。

 

オープニングからの1曲目がいきなり「Teenage Solution」でタイトル回収完了。この曲が1曲目というのとはつまりほまめいが歌い出しということで、2年ぶりの単独武道館、15期初めての武道館公演で最初の発声がほまめいというのは、2年の時を経て新たな1歩を踏み出すのだ、という意味を強く感じた。二人とも、ものすごく緊張したろうけど、見事なスタートを切ってくれた。

セットリストは2曲除いてすべてつんく曲。これもまーちゃんの希望が強く反映されているのだろうと思う。そして、すべてが10期加入後の楽曲(かしましも’21ver なので)。つまり、どの曲を聴いてもその頃のまーちゃんが思い起こされるわけで、これってすごくない?すごい。

個人的には「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」~「純情エビデンス」~「Are You Happy?」~「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」の流れが「うわーーーー!つんく!!!!!」ってなった。

メドレーも凝った作りでめちゃくちゃカッコよかった。せっかく作ったのに今回だけってあまりにもったい。またどこかでやってください。まじで。

 

今回の座席は2階北スタンドだったけれど、思っていた以上に360°対応フォーメーションダンスだということにもびっくりした。北であることのハンデはほとんど感じなかった。これ、見るファンとしてはとても嬉しいけど、多分やってる方はものすごく大変だったろうなと思う。北川がブログで迷子になるんじゃないかと心配していたけれど、これは確かにわかんなくなるわー。

 

そして方々で「卒業だからって特別扱いはしてほしくない」ってことを言っていたまーちゃんだから、果たして娘。伝統の卒業セレモニーはあるのかしらどうなのかしらと思っていたけど、やはり全然違う形だった(ご時世柄もあるのかもだけれど)。

 

アンコールまではほとんど通常公演と同じ流れ。その後、事務所が頑張って作ったまーちゃんコール音声が流れて会場が薄ら笑いとエメラルドグリーンの光に包まれつつダブルアンコール。

登場したまーちゃんは、いわゆるドレスっぽいドレスではなくて、基本形がジャケット+ショートパンツに、長いレース?オーガンジー?がひらひらしている衣装。黒地にエメラルドグリーンのラインストーンが散りばめられていて、とても似合っていた。そしてなにより「武道館で自分が見ている景色」を表現した衣装っていう発想が素晴らしかった。

いつもの「聞いてくださいよ~」から、味噌汁を作ろうとしたら味噌と間違えて糠床を入れてしまった、という話。で、「それから約1カ月」って、無理やり今日の話に持っていく相変わらずのアクロバットMC。つくづくまーちゃんだった。

ソロでの歌唱は「笑顔は君の太陽さ」。そうだった。この曲絶対やると思っていたのに今日のセットリストに入ってなかった。まーちゃんの心のこもった歌唱が本当に沁みるなあ、とか思って聞いていたら、間奏で「モーニング娘。の楽曲が好きな人手ぇ上げて~~!」から始まって、客席に挙手や拍手を強要しだすまーちゃん。あまりにまーちゃん。しかし最後につんくへの感謝を述べると、ついに涙が堪えきれずに歌えなくなってしまった。

いつもならこうやってメンバーが歌えなくなったとき、オタクが代わりに「えーがおーはきみーのたいようさ」って合唱するところなんだけど、今はそれができないのがもどかしかった。会場にいたファンが皆その思いだっただろうし、みんなの脳内に客席の合唱が再生されていたと思う。多分まーちゃんや他のメンバーにも。

ラストのサビで全メンバーが出てきて輪になって歌う。こんな明るい歌でこんなに泣けるってどういうことだよ!!素晴らしい多幸感。なんという大団円。緊張とか、寂しさとか、そういうものが全部消えて、幸せな気持ちだけが残る最高のコンサートだった。もう1回見たい!円盤明日出して!!!

 

あくまでまーちゃんのソロはダブルアンコールの「おまけ」って感じで本編のセットリストには入れなかったり、花束贈呈みたいなセレモニーもなかったの、私はとてもまーちゃんらしくて良かったなと思う。結果として、総合的にとても素晴らしい「モーニング娘'21単独コンサート」だったし、かつ、「佐藤優樹卒業公演」でもあったと思う。

 

コロナ禍であることを呪ったのは、合唱ができないということと、ラストのMCで石田が座席が1個空けであることを悔やんで涙しているのを見た時。あとは「このまま!」とか「ビートの惑星」なんかは、声出し&スタンディングできればもっともっともっと盛り上がったろうなぁあああああということ(泡沫やWILは言うに及ばず)。この気持ちは、以前のようなコンサートが見れるようになったときに昇華できるようここに書いておく。

 

まーちゃん以外のメンバーだと、15期の成長に目を見張った(特に、めいちゃんはチーム風で見ていたけど北川&ほまたんはちゃんと見るのかなり久しぶりだったから)。ちぇるはものすごく自信がついたのだろうなというのをひしひしと感じた。ふくちゃんの歌唱はさらに凄みを増していた。かえでぃーはどんどん見せ方がうまくなあ、など。そして石田の力を抜かないダンスもやっぱり私は好きだ。

ビジュアルもパフォーマンスも、本当に全員気合が入っていたし、ファンを楽しませたい、まーちゃんを明るく送り出したいという気持ちに溢れていた。そしてほんとうに楽しかった。

 

今年のハロプロ大箱4公演(つばき、桃奈卒コン、朋子卒コン、まーちゃん卒コン)がすべて自力でFC当選したの、本当に僥倖だった。どこで徳を積んでいたのか。代わりに結成記念イベとか10期イベとかクリイベとかカウコンとか全部落選したけど、それでバランスとってるのか。

とにかく私の2021年の現場はこれで終わり。ありがとうございました!また来年。