何かの感想(基本的にハロプロ)

ハロプロDD 1推し石田 2推し段原

BEYOOOOOND1St CONCERT TOUR どんと来い! BE HAPPY! at BUDOOOOOKAN!!!!!!!!!!!!@日本武道館(2022.4.25)

カスタネット、当日現地で買おうと思っていたら早々に売り切れ。練習動画まで公開された以上、持って行かないとという選択肢はない。絶対に持ってった方が楽しいやつ。武道館向かう前に経路上にある100均とかデパートとか覗いたけども見つからない(武道館からは近くないので、ビヨが関係しているかは不明。普段から置いていないだけかも)。まだ時間もあるし、こうなったらTwitterで見かけたあの店に行くしかない…と、山野楽器銀座本店へ。無事にYAMAHAカスタネットを購入。私が入店したときにすれ違った女性二人組もカスタネットを持っていた。山野楽器さんほんとありがとう…!

入場すると、まずセンターステージにどーんとグランドピアノが。ピアノのパフォーマンスがないとは考えられないけれど、武道館ではどうするんだろう?と思っていたら、潔く、最初から最後までグランドピアノがステージ上に鎮座していた。ホールツアーのチケットは取れなかったしセットリストも全然知らず、これでショパン先輩やったら泣いちゃうなー絶対やるだろうけど、とか思っていたら1曲目がショパン先輩で泣いた。BEYOOOOONDSらしく、曲中はもちろん、曲と曲の間もちょっとしたセリフが入ったりで目が離せないセットリスト。最初のブロックが終わると今度は雨ノ森 川海、SeasoningS、CHIKA#TETSUそれぞれのユニットメドレーと、パフォーマンスが途切れる暇がなくて目が離せない。
ところが、BEYOOOOONDSの本領発揮はこれからで、「ハイブリッド寸劇」と称したミュージカル?が始まった。「眼鏡の男の子」「文化祭実行委員長の恋」「恋のおスウィング」「四年(元年)」バンジージャンプ」と、同じ世界観で歌われている(と思われる)各曲の間に寸劇を入れてストーリーを紡いでいくというスタイル。や、こういうのもちろん期待(妄想)していたけれど、思っていた以上の完成度。みんな普通に演技上手くなっているし、特にお嬢様風お嬢様を演じるりか様が最高だった。そこから「こんなハズジャナカッター!」でメタに締めるという素晴らしい流れのミュージカルだった。
次のブロックは「激辛LOVE」から始まる盛り上がりブロック。「ハムカツ黙示録」のイントロは、天井から吊り下げられたハムカツに食いつくしおりんから始まるなど、ここから先もなかなか目が離せなかった。
本編ラスト曲の「オンリーロンリー」も、とても素敵な曲だった。ただ、曲の前にいっちゃんが「一旦、最後の曲です」というMC。私は内心、いくらアンコール織り込み済みとはいえ、"一旦"とは普通は言わないのでは…でもいっちゃんぽいからいいか、などと思っていた。だが後日ラジオで、一旦と言ったのは台本だったということが明らかになり、いっちゃんすいませんという気持ち。これまでアンコールというものをやったことがないBEYOOOOONDSなので、まだ終わらないですよ、ということを匂わせるための「一旦」だったわけである。つまり、オタクには「いっちゃんっぽい」って思わせつつ、「アンコールあるよ」というメッセージになっていたわけで、本当に大成功。思うつぼとはこのこと。

そしてアンコール。親切に大画面から「アレを用意しろ!でもまだ鳴らすな」といった指示。いよいよカスタネットが火を吹く時が来た、というわけで「涙のカスタネット」初披露。楽しい。これは楽しい。カスタネット持ってきて本当に良かった。惜しむらくは、カスタネット叩くことに夢中すぎて曲があんまり入ってこなかったことぐらい!マルチタスクできないので…。またやりたいから、夏のハロコンでも是非セットリストに入れて欲しい(春のホールツアーはチケット取れなかった)。
曲後のラストMCでは、みぃみや桃々姫の年下組が感極まっちゃっている一方で、年上のくるみんは全然崩れないし、いっちゃんは通常運行。こういうときって割と年上メンバーが感情溢れちゃうこと多いけれど、これもBEYOOOOONDSっぽいなと思ったり。

とかしみじみしていたらいっちゃんが「このライブ、また最初から見たくないですか!?」と。ん?どこかで配信するの?それとも円盤のお知らせ?とか考える間もなく、今日のセットリストの超ショートバージョンをつなげたメドレーが始まった。一言で言えば、凄まじかった。加えて、ちゃんとビヨらしいおふざけもプラスアルファで盛り込んでいて、まさに今日の公演の振り返りというか、これまでのBEYOOOOONDSの集大成!と言える内容だった。それまでの曲目ももちろん素晴らしかったけれど、このメドレーは本当に、この3年半ほどをメンバーチェンジなく武道館にたどり着いたからこそできるパフォーマンスだ、と、強く感じた。そして「伸びしろ~Beyondo the World~」で締めくくり。そりゃ桃々姫じゃなくてもうるっときちゃう。