つばきファクトリー コンサート2021「CAMELLIA〜日本武道館スッペシャル〜」＠日本武道館（2021.10.18）

つばきファクトリーの初武道館。コロナ禍の影響で中止になっちゃった中野サンプラザもすっ飛ばしての武道館。新メンバーはもとより、元からいたメンバーだってこれは相当なプレッシャーだったと思う。にもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスだったのは言うまでもない。

当日、私の座席は南東1階スタンドというなかなかの良席だった。武道館の1Fスタンドって、通常時（スタンディングできるとき）だと天井のせいで視界が狭いなどの弊害があるのだけど、着席なので特に問題なし。ステージのつくりはコロナ禍以後に毎度作られるセンターステージ＋四方に花道のパターン。

開演して1曲目がいきなり「初恋サンライズ」という大変攻めたセットリスト。新曲にだけ参加かなーと思っていた新メンバーも最初のブロックの数曲はばっちりパフォーマンスしていた。みんな歌うまい。動画とかは見ていたから、ある程度歌えるのは知っていたけど、改めて歌うまい。加入して3ヶ月で武道館で踊りながら歌ってるのってマジすごくないですか！？八木さんだけは先月「続・花鳥風月」で目にしていたけど、ちょっとよちよちした感じだったダンスもうまくなってる。すごい。早い。

ユニゾンで歌うところだけはまだちょっとつばきじゃないような違和感を感じたけど、そりゃこっちは５年ほど同じメンバーでやってるのをずっと見たり聴いたりしてた（小片さんが抜けてからは逆に見る機会激減しちゃった時期だし）わけで、そこに4人増えたら色も変わるに決まっているので、単にこちら側の慣れの問題だと思う。

2つ目のブロックは以前からいる8人でメドレー含めてパフォーマンス。さすがに圧巻。個人的には「笑って」をフルコーラス聴きたかったというのはあるけど、それは完全に私の趣味の話なので。とにかく素晴らしいパフォーマンスで、ブロック最後の曲「ハッピークラッカー」で完全に大団円！！みたいな雰囲気で（良いコンサートだった…）という気分になってしまった。でも間髪入れずに8人と入れ替わりで新メンバー4人が入ってきて「うるわしのカメリア」を披露。か…可愛い…そして繰り返すが歌うまい。

新メン4人でのパフォーマンスは絶対あるだろうから、何歌うんだろうなあ、4人だけど「好きな先輩」なわけないよなぁ、なんて思っていたら「うるわしのカメリア」！そうね！それだわ！大正解。

そこからまた8人でのパフォーマンスを経て、最終盤は全員で。「表面張力」で盛り上がって「足りないもの埋めてゆく旅」でしみじみと本編終了。歌い出しもつとめるまおぴんが、曲の終盤で感極まってちょっと声が詰まっちゃっていて、心打たれるなどした。で、ここで気づいた。発声禁止でアンコールどうなる！？と。去年のふなっきと佳林ちゃんの卒コンは確かどっちも「VTRの後で卒業セレモニーがあります」って、わざわざアンコール待ち専用のムービーを流してくれたけど、今日のコンサートはそういうのじゃない。

とか思ってたけど、なんとなく「つ・ば・き」って感じで3拍の手拍子を皆がやり始めて、最初はバラバラだったのが最終的に武道館全体で音が揃って、ちょっとハロヲタこういうとこすげえなやっぱ、ってなった。

アンコールは新曲の中でも私が一番好きな「涙のヒロイン降板劇」から始まり、各メンバーからの挨拶。武道館でも全くぶれない小野田さんとか、強い思い入れを全面に出してくれるきしもんとか、逆に感情をあまり表に出さずにでもめっちゃエモいこと言ってるききちゃんとか、大箱のラストMCってこともあって皆のキャラがめちゃくちゃ滲み出てるなーと思った。

MC終わって「今夜だけ浮かれたかった」！こんなの盛り上がるに決まっている！今夜だけ浮かれよう！！つばき最高！！！！！ひゃっほい！！！！素晴らしいコンサートでした！！！ありがとう！！！！と浮かれていたところ、ききちゃんが「ラスト！マサユメ！」と。うわアンコールもう1曲あったの！？しかもマサユメ！？大好きだけど今日はやらないのかなと思っていた曲なのでぶち上がって声出かけてしまった。息を飲むぐらいでどうにか持ちこたえた。

卒コンでもなんでもない武道館コンサート、ただただ楽しくてとても健康にいいです。ああ楽しかった！！

コンサートの後、『「夢だった武道館」とMCで話していたききちゃんが「マサユメ」の曲振りをしていた』というツイートを見かけた。なるほど。すごい伏線回収。さすきき。考えなしの私は「マサユメ！好きな曲！うれしい！！やったー！！」というだけで盛り上がってしまったよ。別にいいけど。