何かの感想(基本的にハロプロ)

ハロプロDD 1推し石田 2推し段原

新年の思い出

数年前の1月、メンタルが駄目になった。

正月休み最終日の1月4日は、友人と初詣に行って昼間から酒を飲むという楽しい一日だったはずなのに、その日ずっと明日からの仕事のことを考えていた。考えていたといっても、今年の仕事の目標を立てるとかそういう前向きなやつじゃなくて「行きたくない…」「会社の人に会いたくない…」「辞めたい…」という内容が、脳内をぐるぐるぐるぐるしていて、正直友人との会話も上の空であった。本当に申し訳なかったと思っている。

年初の出勤が好きな人なんてそうそういないと思う。私も大嫌いである。年末にもうどうでも良くなって「来年の私頑張れ」と思って残したメモの意味がなんだかよくわからないとか、社屋がすっごい冷えてて寒いとか、営業日が短いからむやみに忙しいとか、嫌な点を挙げればキリがないが、なかでも、朝早く出社して一番最初に役員に新年の挨拶したもんが勝ちみたいな謎のレースとかほんとわけわかんない。マジでなに?あれ?

 

年始最初の週を何とかやり過ごした(と思う。実はほとんど記憶がない)その週末、「冬のハロープロジェクトのコンサートに行く気になれない」という、思い返しても意味不明な事態に直面した。ただのハロコンではない。なんと言っても推しである石田亜佑美さんの誕生日当日である。ファンクラブでチケットが当選して、超絶楽しみにしていたはずの公演である。そんな日に、朝ご飯を食べる気にもなれないし、なんだか良くわからないけど涙が止まらないし、出かけたくない。どうしていいかわからない。

自分で自分を持て余していた状態だったが、行かないと後悔する!と、何とか奮い立たせて参加した。コンサート自体は楽しかったし、推しの誕生日を祝うことができて本当に良かったと思った。ご飯も少し食べられた。

 

ただ、翌週から、さらに調子はおかしかった。朝会社に行こうとすると涙が出てきたり、会社に着いても吐き気がして始業までトイレに籠っていたり、眩暈や異常なまでの体の重さに悩まされた。「体が鉛のように重い」って、こういうことかー、と思ったりした。会社に行くのが本当に嫌になってしまって、辞めるしかないと思い詰めて退職届を作成したものの、それを提出する気力もない状態だった。

そんな中、胃腸炎だったか風邪だったか忘れてしまったけど体調を崩してかかりつけの内科に行ったとき、ついでに「眩暈がつらいし体が異常に重い」という話をした。ちょっと検査をしてもらって「貧血」という診断をもらった。そのうえで「もしかしたらメンタルの調子が悪いのかもしれないから、心療内科とかに行った方がいいかも」という内容の言葉を先生からもらった。ある程度心当たりはあったので、やっぱそうかな、と納得したし、なんとなくホッとした部分もあった。

その後、色々あって心療内科を受診して、あっさりと「うつ病」の診断を受け、色々あって結局のところ6ヶ月間休職することとなった。

 

そんな1月上旬の思い出。推しの誕生日にコンサート行きたくないなんて、まともな精神状態であるわけがないという知見を得たのであった。