何かの感想(基本的にハロプロ)

ハロプロDD 1推し石田 2推し段原

Hello! Project 2020 〜The Ballad〜

9月19日のハーモニーホール座間からスタートする秋のハロー!プロジェクト・コンサートも引き続き、それぞれソロでJ-POPを中心としたバラード曲のカバーを歌うという内容で、メンバーをさらに細かく分けて全国をまわっていきます。

9月17日の時点でオフィシャルサイトでこのような説明が出たということは、ハロプロ曲のバラードを歌うとか、ソロじゃなくてグループで歌うとか、そういう構想もあった(そういうオタクの妄想は相当にあったはず)けれど諸事情で叶わなかったのか、などと勘繰ってしまったり。正直、私自身もちょっと期待していたので、その点に関しては残念な気持ちもあった。

が、いざ足を運んでみたところ、各公演の最後に「ふるさと」を、その日の出演者全員で歌ってくれて、それだけで「ハロプロ曲!!!!!!!!!!!!!!」と高まってしまった。ちょろい。

 

9月から11月の間で、首都圏の公演を6公演観た(武道館を含む)。本当は11月下旬の中野サンプラザにも行きたかったけれど、FCチケット落選のために断念。私が行けた公演はすべて8人以上の公演だったため、小規模会場の4人公演とかも行ってみたかったなと思う。

というわけで、私が見た曲で好きな8人公演を勝手に組む、という遊びをしていたのだけど、どうしても9人になってしまう(どうでもいいです)。

 

段原瑠々「見上げてごらん空の星を」

トップバッターはこれしかない。夏に中野サンプラザ公演でトップバッターとなったこの曲を聴いて、心が洗われるとはこのことだ!と思ったし、半年ぶりにコンサートを観て、歌って本当に素晴らしいなって実感した。Youtubeにアップされてとても嬉しい。

加賀楓「楓」

まさかかえでぃーが楓歌うとは逆に思ってなくって、まずそこでつかみはOKだった。スピッツの曲って、変に感情をのせすぎたりビブラートかけたりすると、どうしてもエモくなりすぎるきらいがあると思うんだけど、かえでぃーはその匙加減がとてもよかった。

佐藤優樹「会いたくて会いたくて」

良く耳にしてきた歌のはずなのに、まーちゃんの歌唱で聴くことで、リズムを強く意識して歌を歌うとこうなるんだ、ってことが少しわかった気がする。面白い体験だった。ハローの曲だとそれが当たり前になっているので逆に気付かないのかもしれない。 

④小林萌花「私はピアノ」

みんな言っているけど、とにかくほのぴの纏う雰囲気が良すぎる。完全に会場の空気を自分のものにしている感じ。アイドルとしてはまだ2年目とかだけど、ピアノの演奏などで積んできた経験が生きているのかもな、と思う。

竹内朱莉「最後の雨」

ハイトーンの伸びのいい声が聴いててめちゃくちゃ気持ちいいのはもちろんなんだけど、タケちゃんの歌唱って歌詞がすーっとこちらに入ってくるのがすごいと思っている。むろたん卒業以来、アンジュルムの推しが決まんなかったんだけど、Balladで聴いたことで完全にタケ推しになった。

金澤朋子秋桜

曲が似合いすぎていて、今私が見ているのは、かなともの卒業コンサートか!?と錯乱するほど。ずっと聴いていたい心地よい声なので、コットンクラブのソロライブ行かなかったのが悔やまれる。あと、開演前の影アナが上手すぎて、アップフロント系の声優さんか誰かがやってんのかな、と思ってたら、かなともだった。

⑦清野桃々姫「手紙~拝啓十五の君へ~」

ももひめが上手いのは知ってたけども、なかでもこの選曲はベストだった。後半の盛り上がりで客席にクラップを要求するところ、さすがだった。皆がバラード曲の中で、コール&レスポンス的なものに参加できて、ああライブに来てるな、って実感できた。

高木紗友希×小田さくら「逢いたくていま」

 これはもう、歌唱力でぶん殴られる。凄いの一言。

 

モーニング娘。'20 15期メンバーFCイベント ~祝イチゴ一年~

バースデーイベントはソロだけど、このイベントは3人いる!3人でのパフォーマンスあるでしょ?!と、矢も楯もたまらず応募した。複数名でのパフォーマンスに飢えているのだ(Juice=Juiceの日はもちろん申し込んだが落選した)。

 

1公演目に無事当選したので、江戸川区総合文化センターへ。2015年にJuice=Juiceの日のイベントで来たなぁ久しぶりだなぁなどと思っていたらOAで出てきたさわごろが「僕新小岩初めてなんですけど、初めての人いますか~?」と問うたら結構な数の挙手が。私が来たのも5年前だし、娘。じゃなくてJuiceだし、まあそうか。まあそれはいいや。

 

開演前は一昨年と去年(たぶん)のクリイベ映像が流れていて、15期の「ぴったりしたいX'mas!」を観て「かわいい…」となっていたところ、3人で歌う「恋をしちゃいました!」でイベントが開始。かわいい…。プッチモニもいいけどタンポポもいい。今後も15期でプッチタンポポをガンガンやって欲しい。衣装は3人ともメンバカラーをメインにしたワンピース。北川のちっちゃいシルクハットみたいな髪飾りがかわいかった。

そしてなによりも「複数のハロメンがハローの曲歌っている」というだけでちょっともう感無量。つばきのリリイベとかJuice=Juiceの日を除けば、そういう機会、ここ半年ほぼなかったよね?少なくとも私はBalladのふるさと以外で複数名のハロメンハロプロの曲歌ってるのを生で見るのは1月の冬ハロコン以来。娘。中心DDなので、通常の私だったらひなフェス・春ツアー・夏ハロに加えて他グループのホール公演もちょこちょこ行っているはず。そう考えると改めて超イレギュラーな事態。

1曲歌った後の軽いオープニングトークで、MCの啓太から「モーニング娘にはもう慣れた?」と聞かれ、ほまたんが「先輩と話したりとかはもう慣れたけど、まだツアーを1回しかやっていなくて、知らない曲もいっぱいあるから、そういう意味では慣れたとは言えない。」と話していて、つくづくそのイレギュラーさを噛み締めたり。

 

オープニングトークの後は3人の気持ちが一つになっているかを試す?ゲーム。啓太が出す「○○といえば?」という問題に、せーので答えて同じ答えを出せればよい、というもの。中でも「生田衣梨奈さんの口癖と言えば?」という問いに対して、めちゃくちゃ恥ずかしそうに「ほまたん優勝…」と答えるほまたんが面白かわいかった。ちなみに北川は「~やけん」でめいちゃんは「えりぽんかわいい」だったので一致せず。

 

ゲームの後はソロで各1曲。北川が「愛して愛して後1分」ほまたんが「1から10まで愛してほしい」めいちゃんが「私の魅力に気付かない鈍感な人」。いわゆるプラチナ期曲から、うまいことそれぞれに合う曲を持ってきたー!もう少し経ったら3人で「大きい瞳」歌ってくれてもいいんだよ!!! 

 

その後は「イチゴクイズ」と銘打ったクイズコーナー。各メンバーに関するクイズをほかの二人が答えるというもの。「北川がこっそりしたいこと」という問題で、北川が「一人旅」と答えを明かすと、ハズしたほまめいが「「あ~~~!!言ってたぁ~~~!!」」と声を揃えて悔しがるのがとても微笑ましかった。

全体的にほまめいのマジレスは健在。北川がうまいことまとめてフォローしてる様子がよくわかって、ここ1年ちょいで色々あったろうけども、今はちょうどいい関係性に落ち着いたんだろうなと感じた。

 

ラストは「青春コレクション」を3人で歌って終了。娘。の曲を!メンバーが複数名で!歌って!踊っている!嬉しい!!!この選曲も、今の3人にとても似合っているし、いまの閉塞した気分を明るくしてくれるようなさわやかな歌で沁みた。

 

加入して半年ほどで未曽有の事態に直面してしまって、本当にイレギュラーなことばっかりだろうけれども、3人とも間違いなくスキルアップしてビジュアルも磨かれていて、感動するばかり。月並みだけど本当に今後が楽しみだ!これからも応援する!!

Juice=Juice 段原瑠々バースデーイベント2020(配信)

夏のハロコンで「見上げてごらん夜の星を」と「I LOVE YOU」を歌い上げるのを観て・聴いて、完全に段原瑠々ちゃんの虜になった私。8月のハロコン後、バースデーイベント(本来の誕生日は5月だが、今年は9月8日に開催された)の申し込み期間が直前に締め切られていたことを知り、臍を噛む羽目となった。

ところが諦めることはなかった。そう、配信。9月上旬ごろから、今年行われたバースデーイベントの映像の配信が始まった。これは…と思い、日々ファンクラブニュースをチェックしていたら、ついに配信決定のお知らせ!や…やったーーーー!!!

10月4日日曜日。満を持して配信を観た。いきなり青春サイダーで始まる。つかみとしてこんなに素晴らしい曲があるだろうか(反語)。曲が良いのは言うまでもない。加えて、瑠々ちゃんの歌唱力や表現力はもちろん、その表情や仕草から滲み出る彼女自身の明るく天真爛漫な人柄が、本当に曲の解釈と一致。

研修生同期である結からのビデオメッセージ以外は、これといってバースデーイベントらしいこともなく、ひたすら歌う。それが素晴らしい。もちろん、通常の時期と違ってファンとの交流的なこともできないしゲストを呼ぶことも難しいからそういう構成になってしまうということもあるだろうけれど、結果として瑠々ちゃんの歌声を存分に楽しむことができる素晴らしいイベントになった。

セットリストも1曲目の「初恋サイダー」から一転して「微炭酸」「抱きしめられてみたい」と続くあたりの幅の広さ!!!Bouno!、Juice=Juice、つばきファクトリー後藤真希モーニング娘。Berryz工房℃-ute鈴木愛理こぶしファクトリーと、各グループの曲をバランスよく選曲してそれら全てを歌いこなす力量!!!

なかでも個人的に印象が強かったのが「Fantasyが始まる」。歌い出し、さゆみパート(現在は真莉愛が引き継ぎ)からして、全く別物!当然、どちらがいいとかそういう話ではなくてみんな違ってみんないい、それはもちろん大前提なんだけども、さゆみ(及び、イズムを引き継ぐ真莉愛)とは全く違うアプローチのファンタジーが始まったぞ!!!という感が半端ない。数ある娘。の曲から敢えてこの曲を選曲したというのもとても興味深いと思った。例えば同じプラチナ期の曲でも、愛ちゃんやれいながメインボーカルを取っている曲の方が単純に歌唱力で圧倒できるというか、気持ちよく歌えるのでは?などと、素人は思ってしまうので。言うまでもなくこれまでにそういう曲をバンバン歌ってきたからの「Fansatyが始まる」なんだろうけど。

ラスト曲、瑠々ちゃんが笑顔で歌い上げる「明日テンキになあれ」も、とてもよかった。こぶしファクトリーの歌は瑠々ちゃんにとても似合うし、歌唱力が必要な歌が多いと思うので、どんどん歌い継いでいってほしい。今度は「Come with me」を是非聴きたい。

Hello! Project 2020 Summer COVERS 〜The Ballad〜

ハロコンが開催されるというだけで嬉しかった。3月~6月のひなフェスや各グループのツアーは結果的にすべて中止。佳林ちゃんとふなっきの卒業も延期。ファンクラブからの青封筒で送られてくるのはチケットではなく、払戻し用の郵便為替(ただし写真付き)ばかり。休日の予定はすっからかんで、「今週末は仙台→岩手の東北遠征の予定だったのに…」「本当は今頃、佳林ちゃんの卒コンだったんだな…」といった、ifの世界線に思いを馳せるしかない毎日だった。
そんな中、「ハロプロ外のJ-POPバラード」「ソロでの歌唱」「立ち上がったり声援は禁止」等々の条件付きではあるものの、コンサートが開催されるという。本当に良かった!アップフロントありがとう!という気持ちしかなかった。7月及び8月の中野サンプラザ公演、9月の八王子公演をそれぞれ1公演ずつ鑑賞した。いつものコンサートだと「参加」、むしろ「参戦」という言葉が似あう公演内容だが、今回はまさに「鑑賞」と言ってよい内容だった。
7月の公演は、こちらもだいぶ緊張した。何しろ半年ぶりの中野サンプラザである。毎年正月とゴールデンウィークとお盆には必ずと言っていいほど通っている中野サンプラザなのに、今年のGWは来られなかった。加えて、新型コロナ感染対策の様子がどんなものか、行くまでよくわからなかったこともある。
座席位置によって集合時間が定められていたので、時間に合わせて現地に赴くと、もちろんマスクは必須、入場待ちには距離を取って整列、オタクが会場前で溜まっているとスタッフが注意し、入場時には検温、手指の消毒、追跡システムへの登録、チケットもぎりは無しで目視による確認、靴裏の消毒、そしてホワイエにもアルコール消毒液が設置され、席は当然1席空けで、さらにステージの近くや通路の近くの座席も封鎖…といった具合に、かなり徹底的な対策がされていた。来場しているファンも、入場・着席するとおとなしく開演を待っており、会場はシーンとしている。私を含めて皆「ここでクラスターでも発生したらまたコンサートが見られなくなるかも…」という危機感を持っていることがひしひしと感じられた。
そんなこんなで緊迫した(と私は感じた)雰囲気の中、その日はAチームの公演を観た。オープニングに全員曲の「365日の紙飛行機」が始まったので、これはちょっと吹いた。事前に予告されていた曲目にも入っていなかったし。敢えてそう来る!?感はあった。いいぞもっとやれ。最初にふくちゃんが出てきて、その後各メンバーたちが通路を歩いて登場。ちょうど私の席の近くの扉から推し(石田)が出てきて、近くの通路を歩いて行ったのでもうほんとありがとうございますってなった。多分石田は私の青いTシャツに気づいてニコッとしたのだ。そう思うのは自由だ。
続いての1曲目、段原瑠々ちゃんの「見上げてごらん夜の星を」。これがもう、心が洗われるとはこのこと!!!!という素晴らしいものだった。るるちゃんの伸びやかな歌声が、曲のもつ美しく穏やかな世界観とぴったりで、正直泣きそうになった。1曲目でもう完全に「来てよかった!!!!!!!!ありがとうアップフロント!!!!!!!!!!!」というモード。ちょろい。いや違う、ハロプロが素晴らしい。
7月に見たのがこのAチーム、8月(曲変更後)にCチーム、そして9月にふたたびAチームを見た。石田に関しては、個人的には曲変更前の「なごり雪」がとてもよかった。本人は当然「青葉城恋唄」に思い入れ強いんだろうけど(ところでこの曲が追加発表された時点で、推しの歌う歌について99%予想がついてしまったので「何歌うんだろーなわくわく」という気持ちを持てなかったことがちょっと残念だった)。やっぱ石田は「歌唱」よりも「語り」のリズムで魅せるタイプだと感じている。ラップもそれに近い。だからいわゆる「弾き語り」的な歌い方をするフォークの方が合うと思うんだ!!
ほかに印象に残ったものをいくつか挙げると、まず、かえでぃの「楓」。これはよかった。硬めの乾いた声質が合っているし、変に抑揚をつけすぎないかえでぃーの歌い方がとてもよかった。スピッツつながりでいうと「ロビンソン」を歌っていた小田ちゃんが、結構苦しんでいたというのが、これも逆の意味で印象的。「もののけ姫」は見てないのでわかんないけど、敢えて難しいところを攻めてるんだなと。MCでも苦戦したような話をしていて、小田さくらでもそんなことあるんだなーとむしろ新鮮だった。本人楽しんでやってそうだけど。
タケちゃんの「最後の雨」は圧巻だった。歌に引き込まれるってこういうことを言うんだな、と思った。私は普段音楽を聴くとき、まずメロディーや演奏が入ってくるタイプなんだけど、タケちゃんのこの歌は歌詞がスーッと頭に入ってきて「歌詞が届く」という感覚を強く感じた。「会いたくて会いたくて」は、7月に見たときは希空が歌っていて、9月にはくるみんが歌っていた。希空バージョンは、曲の世界観にとても合っていて、すごく一途で可愛い!という印象だったのに、くるみんのそれは滅茶苦茶重い女感が出ていて、同じ曲なのにあまりに異なる雰囲気なことに驚いた。これはいろんなメンバーのバージョンのいろんな曲が聴きたい…!!
とりあえず感想はキリがないのでこんなところにしておくけど、思っていた以上に楽しいハロコンだった。そりゃもちろんグループでのダンス&歌唱を観たいしキンブレぶん回してコールして踊りたいのは言うまでもないんだけど、こんな採算度外視なコンサートを開催してくれたことに本当に感謝している。年始にジャンプ禁止とかで騒いでいたころが心から懐かしい。
そしてこのハロコンで、私は段原瑠々ちゃんの魅力に今更ながら気づいてしまった。あの伸びやかな歌声、心から楽しそうに歌う姿、もとから好きなメンバーではあったけれど、今回7月と9月に彼女の歌唱を観て、聴いて、完全に心を奪われた。9月の公演から数日間、瑠々ちゃんのことばかり考えていることに気づいた。バーイベの申し込みに間に合わなかったのが本当に悔やまれる。